:::영남뉴스 (ynnews).

국제뉴스

ㆍ작성일	2012-02-15 01:11

ㆍ추천: 0

世界をリードカメラ産業に期待

歴史的な円高、予期せぬタイの大洪水、ライバル韓国の躍進…。
製造業を取り巻く環境が厳しさを増しているというニュースがどんどん増えています。
そんななか、圧倒的なシェアで日本のメーカーが世界の市場を制しているのがカメラです。
その最新の情勢を、経済部で民間企業を担当している河内康之記者が解説します。

苦境の製造業
先週、大手電機メーカーがことし３月期決算の見通しを相次いで発表しました。
数年前まで潤沢な手持ち資金を抱え、業績好調だったパナソニックが７８００億円という過去最大の最終赤字に陥るとしたのをはじめ、シャープが２９００億円、ソニーが２２００億円の赤字見通しと、大変厳しい状況があらわになりました。

歴史的な円高、タイの洪水、そして欧州の信用不安に端を発した世界経済の減速など、激しい逆風に日本の製造業はまさに苦境に立たされています。

デジカメは強い
そうしたなか、今もなお世界市場で高いシェアを維持し続けている分野があります。
それがカメラです。
民間の調査会社ＩＤＣによりますと、デジタルカメラの世界市場における日本メーカーのシェアは実におよそ７５％に上ります（平成２２年）。
トップのキヤノンが１９％、ソニーが１８％、ニコンが１２％と、トップ３を日本企業が占め、４位に韓国のサムスン電子が入りますが、そのあとはパナソニック、富士フイルムなど、日本企業が上位を独占しています。

日本のカメラ産業は、戦前にカメラ発祥の国、ドイツから技術が伝わったのが始まりです。
時計など、細かい作業が要求される精密機器作りが得意な日本人にマッチしたため、カメラ作りが根づいたといわれています。
戦後のＧＨＱによる占領時代に、安くて品質の良い日本のカメラが海外へのお土産として評判を呼んだことも、世界市場に進出するきっかけになりました。
世界のプロカメラマンにもその性能の高さが認められるようになり、技術に磨きをかけながら、いまの圧倒的な地位を築き上げたのです。

国内最大のカメラ展示会
今や「日本のものづくり、最後の砦」とも評されるカメラ産業。
その優れた製品を国内外にアピールしようという大がかりな催しが、９日から４日間の日程で横浜市で始まりました。

ことしは、ソニーや富士フイルムが撮影した画像を簡単な操作でスマートフォンに転送できる機能を付けたコンパクトカメラを出展するなど、スマートフォンの急速な普及に合わせた製品が出展されています。

一方、カメラ機能も持つスマートフォンとの差別化を図ろうと、最新の画像処理技術を取り入れた製品の開発も相次いでいます。
パナソニックは、撮影した人の顔を、大手化粧品メーカーが実際に販売する口紅やアイシャドーで化粧をしたように補正できる機能を備えたコンパクトカメラを発売する予定です。

競争激化のカメラ産業
では、カメラ産業に死角はないのでしょうか。
デジタルカメラを製造する国内メーカーは、キヤノン、ソニー、ニコン、パナソニック、富士フイルム、オリンパス、カシオ、そしてペンタックスブランドを買収したリコーと、主なところだけで８社を数えます。
さらに、テレビと同じようにデジタル化が進んだことで、安く大量に生産できるようになってきたことから、海外メーカーとの競争もしだいに激しさを増しています。

業界団体のカメラ映像機器工業会によりますと、平成１７年に２万４１００円だったカメラの平均価格は、おととし（平成２２年）は１万３５００円とこの５年で半値近くまで値下がりし、価格の下落傾向が鮮明になっています。
価格競争のいわば消耗戦だけになってしまえば、テレビ事業のように赤字を積み上げる事態になりかねないでしょう。

リードをどう維持する？
　では、どうするのか。
たとえば、レンズが交換できる「デジタル一眼カメラ」です。
コンパクトカメラとは異なり、レンズを交換できるのが特徴です。
最近はカメラ内部の構造を変えることで小型化や軽量化を進めた「ミラーレス」と呼ばれる製品の投入も相次いでいます。
「デジタル一眼」は、コンパクトカメラよりずっと高価なのですが、市場は拡大の一途をたどり、日本メーカーがほぼ独占しています。

レンズの加工や画像を処理する仕組みに、日本メーカーならではの高い技術力や細かい調整が必要だからです。
高画質であることに加えて、素早いピント合わせ、シャッターを切ったときの手応えなど、精緻な日本のものづくりの伝統が受け継がれているという声も少なくありません。
そして、この「デジタル一眼」に熱い視線を送っているのが女性のユーザーです。
「カメラ女子」と呼ばれる愛好家もいます。
趣味や食べ歩きの記録、自慢のペットなどを写して自分のブログに載せたり、仲間でオフ会を開いたりと、カメラが生活を変え、新たな世界を作り出しています。
絶え間ない技術革新と創意工夫で魅力的な商品を生みだし、市場を切り開いていく。
日本メーカーが世界をリードし続けるのに秘策はありません。

（2月9日 21:45更新）

영남뉴스(ynnews.pe.kr/(sea4season@nate.com))